【保存版】オンライン秘書が使うべき便利ツール10選(難しいものはひとつもありません)
このページにたどり着いたあなたは、きっと「オンライン秘書」という働き方に興味を持ちながらも、こんな不安を感じているのではないでしょうか?
「パソコンは苦手じゃないけど、専門的なソフトなんて使えるかしら」
「便利なツールって聞くけど、何だか難しそうで、考えるだけで頭が痛くなる」
その気持ち、本当によく分かります。
世の中には「これも便利!」「あれも最新!」と、たくさんのツールが溢れていて、まるで「全部使いこなせないと、プロとして失格だ」と言われているような気になりますよね。
でも、断言します。
そんな心配は、一切必要ありません。
なぜなら、私は元システムエンジニアという経歴を持ちながら、10年以上にわたって800名以上の、パソコンに自信がなかった40代・50代の女性たちをプロのオンライン秘書に育ててきたからです。
その中で、誰もがつまずくポイント、そして「これさえあれば大丈夫」という必要最低限のツールを、知り尽くしています。
たくさんの道具を中途半端に知っていることより、本当に必要な数少ない道具を、きちんと使いこなせることの方が、何倍も大切なのです。
この記事では、私がこれまでたくさんのオンライン秘書を育ててきた経験から、「これさえあれば、まずは大丈夫」と心から言える、本当に基本的で、簡単なツールだけを10個、厳選してご紹介します。
難しい話はひとつもありませんから、どうかリラックスして、「こんな相棒がいるんだな」という気持ちで読み進めてみてくださいね。
目次
はじめに:私の「道具箱」についての考え方
ツールを紹介する前に、少しだけ、私の考え方をお話しさせてください。
多くの人が、使わないガラクタで溢れた「物置」のように、たくさんのツール情報を頭に詰め込もうとして、結局何も始められずにいます。
ですが、私たちが目指すのは、選び抜かれた一軍の道具だけが整然と並んだ、プロの「道具箱」です。
オンライン秘書にとってのツールは、大工さんの「道具箱」のようなもの。
ノコギリも金づちも、それぞれに大切な役割がありますが、家を建てるのに、いきなり何十種類もの道具が必要なわけではありませんよね。
まずは、最低限の「これだけは」という道具を揃え、その使い方に慣れること。
そして、仕事を進める中で「もっとこうしたいな」と感じた時に、初めて新しい道具を探せばいいのです。
この記事でご紹介するのは、まさにその「最低限の道具箱」に入る、一軍メンバーたち。
ひとつひとつが驚くほどシンプルで、あなたの仕事を確実に楽にしてくれます。
1. コミュニケーションの相棒:お客様との会話はここから
オンライン秘書の仕事は、お客様との円滑なコミュニケーションが命です。
メールも使いますが、もっと気軽に、スピーディーにやり取りできるツールが欠かせません。
【ツール1】Chatwork(チャットワーク)、Slack(スラック)
「ビジネス版のLINE」と考えると、とても分かりやすいかもしれません。
お客様との日々の報告・連絡・相談は、ほとんどこのツールで行います。
これだけ覚えればOK!
- メッセージを送る・見る:
LINEと同じ感覚で、テキストメッセージをやり取りできます。 - タスク管理:
お客様から「これ、お願いします」と言われたことを、忘れないようにメモしておく機能です。
「タスクにする」ボタンを押すだけで、あなたの「やることリスト」に自動で追加されます。

お客様ごとにグループを作って、やり取りをきちんと分けるのが鉄則です。
プライベートのLINEと違って、仕事の会話だけが流れていくので、情報が混ざらず、気持ちもスッキリしますよ。
【ツール2】Zoom(ズーム)
お客様との打ち合わせで使う、ビデオ通話ツールです。
遠くに住んでいるお客様とも、顔を見ながらお話しできるので、安心感が違います。
これだけ覚えればOK!
- 招待URLをクリックして参加する:
お客様から送られてきたURLをクリックするだけで、打ち合わせに参加できます。 - ミュート(音声オフ)とビデオのオン/オフ:
自分の声や顔を、一時的に消したり映したりするボタンです。
急な来客があっても、慌てず対応できますね。

初めて使う時は、誰か家族や友人と練習してみるといいですよ。
一度でも繋いでみれば、「なーんだ、こんなに簡単なのね」と、きっと拍子抜けするはずです。
2. 情報整理の相棒:資料やデータはここに集約
お客様から預かった大切な資料や、あなたが作成した書類。
これらを「どこに置いたかしら?」と探す時間をなくすことが、プロへの第一歩です。
【ツール3】Google ドライブ
インターネット上にある、あなた専用の大きな本棚のようなものです。
WordやExcelのような書類(ドキュメント、スプレッドシート)を、ここで作ったり、保管したりできます。
これだけ覚えればOK!
- ファイルをアップロードする:
パソコンの中にあるファイルを、ドラッグ&ドロップ(マウスで掴んで持っていくこと)するだけで保管できます。 - 共有する: ファイルのURLをお客様に送るだけで、同じ書類を一緒に見たり、編集したりできます。
「メールに添付して送る」という手間が、これひとつでなくなります。
【ツール4】Google ドキュメント / スプレッドシート
それぞれ、Microsoft社のWord(文章作成)とExcel(表計算)にそっくりなツールです。
Google ドライブ上で、無料で使うことができます。
これだけ覚えればOK!
- 文字を打つ、表を作る: WordやExcelを使ったことがある方なら、ほとんど同じ感覚で使えます。特別な機能は、最初は覚えなくて大丈夫。

これらのツールの最大のメリットは「自動保存」であること。
「うっかり保存し忘れて、全部消えちゃった!」という悲劇が、もう二度と起こりません。
これだけでどれだけ心が楽になるか、想像できますか?
【ツール5】Gmail(ジーメール)
言わずと知れた、Googleの無料メールサービスです。
まだ持っていない方は、仕事専用のものをひとつ作っておきましょう。
これだけ覚えればOK!
- メールの送受信: これは、説明不要ですよね。
- ラベル(フォルダ)分け:
お客様ごとや、案件ごとにメールを整理する機能です。
「〇〇社」「請求書関連」のようにラベルを作っておくと、後から見返す時に本当に便利です。
3. 仕事管理の相棒:やるべきことを見える化する
仕事が増えてくると、「あれもこれもしなきゃ!」と頭の中がごちゃごちゃになりがちです。
そんな時、あなたの頭脳の代わりになってくれるのが、これらのツールです。
【ツール6】Trello(トレロ)
「やること」を、1枚1枚のカードにして、ペタペタと貼っていく、ふせんのようなツールです。
「未着手」「作業中」「完了」といったリストを作ってカードを移動させるだけで、仕事の進み具合が一目で分かります。
これだけ覚えればOK!
- カードを作る:
やるべき仕事をひとつ、カードに書き出します。 - カードを移動させる:
仕事が終わったら、「完了」のリストに動かす。たったこれだけです。

これは、お客様と共有するというより、あなた自身の頭の中を整理するために使うのがおすすめです。
「今、抱えている仕事はこれだけだな」と目に見えるだけで、不思議と安心できるものですよ。
【ツール7】Google カレンダー
スケジュール管理の定番ですね。
お客様との打ち合わせの予定や、仕事の締め切りなどを記録しておきます。
これだけ覚えればOK!
- 予定を入れる:
日時を選んで、予定の名前を入力するだけ。 - 通知(リマインダー)設定:
「予定の15分前」など、忘れないように知らせてくれる機能です。
これで、うっかり約束を忘れることもありません。
4. 安心と信頼の相棒:セキュリティと効率化
フリーランスとして働く上で、お客様からの信頼を守ることは何よりも大切です。
そのための、縁の下の力持ち的なツールもご紹介します。
【ツール8】パスワード管理ツール(例: 1Password, LastPass)
お客様から、様々なサービスのログイン情報を預かることがあります。
それらを安全に管理するためのツールです。
あなたが覚えるのは、このツールにログインするためのひとつのマスターパスワードだけ。
これだけ覚えればOK!
- IDとパスワードを登録する:
使っているサービスの情報を、一度だけ登録します。 - 自動入力:
次回から、ログイン画面でボタンを押すだけで、IDとパスワードを自動で入れてくれます。
【ツール9】Canva(キャンバ)
簡単な画像作成ツールです。
例えば、お客様のSNS投稿用の画像を作ったり、ちょっとしたお知らせを作ったりする時に大活躍します。
これだけ覚えればOK!
- テンプレートを選ぶ:
おしゃれなデザインのひな形がたくさん用意されているので、好きなものを選びます。 - 文字や写真を入れ替える:
選んだテンプレートの文字や写真を、自分の好きなものに変えるだけ。
驚くほど簡単に見栄えのいい画像が作れます。
【ツール10】あなた自身の「経験」という最強のツール
最後に、忘れてはならないのが、あなた自身がこれまでの人生で培ってきた「経験」です。
「え、それがツール?」と、思いましたか?
はい、そうです。
これこそが、誰にも真似できない、あなただけの最強のツールです。
最強のツール「あなたの経験」
- 子育ての経験: 複数のタスクを同時にこなす段取り力や、忍耐強さ。
- PTA活動の経験: 様々な人との調整力や、資料作成のスキル。
- パート事務の経験: 電話応対の丁寧さや、基本的なビジスマナー。
これらはすべて、オンライン秘書の仕事に直結する、立派な「スキル」であり「ツール」なのです。
さあ、道具箱を持って、一歩を踏み出そう!
いかがでしたか?
「これなら、私にも扱えそう」と感じていただけたなら、とても嬉しいです。
今日ご紹介した10個のツールは、あなたの新しい働き方を支える最初の「道具箱」です。
大切なのは、いきなり全てを完璧に使いこなそうとしないこと。
まずは「Chatwork」と「Google ドライブ」から、ゆっくりと触れてみてください。
ツールは、あなたを困らせるためにあるのではありません。
あなたの仕事と生活を、もっと豊かに、もっと自由にするためにあるのです。
この記事が、あなたの「怖い」という気持ちを「やってみたい」というワクワクに変える、小さなきっかけになることを、心から願っています。

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