【実話】月5万円の「しがらみ」案件を手放したら、月収が10万円アップした話。~ある受講生の最高の解放感~
「この仕事、辞めたい」
そう心の中で呟きながらも、今日もクライアントからのメッセージに「承知いたしました」と返信している。
そんな経験はありませんか?
私の主宰する「オンライン秘書・クラスルーム」には、真面目で優秀でありながらも古いしがらみに悩む経験者の方が、毎月のように相談に来られます。
オンライン秘書として活動を始めたものの、いつの間にか増えていく業務。
なかなか上がらない単価。
そして、自分の時間を切り売りしているような感覚。
「でも、この契約を失ったら収入が…」
「私から『辞めたい』なんて、とても言い出せない」
そのお気持ち、とてもよく分かります。
私もそうでしたから。
ですが、もし、その一歩を踏み出した先に、想像以上の「解放感」と「新しい可能性」が待っているとしたら、どうでしょう?
今日は、「オンライン秘書・クラスルーム」を受講しているある女性が、ずっと心に引っかかっていた仕事を自分の意志で手放して本当の意味で「自由」を手に入れた、そんなお話をご紹介します。
目次
なぜ、私たちは「辞めたい」と言えないのか?
彼女、Aさんも、私のところに来られた当初は、真面目でとても優秀なオンライン秘書でした。
ただひとつ、大きな悩みを抱えていました。
それは、キャリアの初期からお世話になっている、あるクライアントとの関係です。
Aさんが抱えていた悩み
- 感謝しているからこそ、断れない
- 契約がなくなってしまうことへの恐怖
- 相手をがっかりさせたくないという思い
これらの感情が絡み合い、明らかにキャパシティを超えた要求や、働きに見合わない条件を、ずっと受け入れ続けてしまっていたのです。
これは、多くのオンライン秘書が陥りがちな罠です。
特に、真面目で責任感が強い人ほど、この罠にはまりやすいのかもしれません。
でも、考えてみてください。
その仕事は、本当にあなたの未来に繋がっているのでしょうか?
「時給1,100円の呪縛」から抜け出した、Aさんの物語
Aさんの売上と稼働時間をグラフにしてみると、問題は一目瞭然でした。
売上は頭打ち、しかし稼働時間だけがじわじわと増え続けている。
まさに「やってもやっても楽にならない」状態です。
特に問題のクライアントから得られる報酬を時給換算すると、他の案件と比べて驚くほど低いものでした。
私は彼女に、まず「仕事の整理」を提案しました。
「山田さん、でも…」
もちろん、彼女は戸惑いました。
当然ですよね。
私が伝えたのは、無理に「辞めろ」ということではありません。
ただ、「あなたには、仕事を選ぶ権利がある」という事実を思い出してもらうことでした。
コンサルティングを重ねる中で、Aさんは自分の「本当はどうしたいのか?」という気持ちと向き合い始めました。
そして、ある日。
彼女から、とても晴れやかな声でメッセージが届いたのです。

山田さん、今日、クライアントに契約終了のお話をしました。
すごく緊張したけれど、伝えた後は、肩の荷が下りて、涙が出そうなくらいスッキリしました!
彼女が手放した契約金額は、月数万円だったかもしれません。
しかし、その代わりに彼女が手に入れたのは、お金には代えがたい「自尊心」と「自分の人生をコントロールしている」という確かな感覚でした。
Aさん自身、後にこう語ってくれました。

山田さんと話していると、何故か『いける!』と勇気が湧いてくるんです。
まだ2ヶ月ですが、確実に自分の中で考え方が変わり始めているのを実感しています
私が「まず、仕事を整理しましょう」と伝える本当の理由
私のコンサルティングでは、多くの場合、新しいクライアントを獲得する前に、まず既存の仕事内容を見直すことから始めます。
それはなぜか?
新しい、より良い仕事が入ってくるための「スペース」を作るためです。
今のあなたの仕事は、まるでパンパンのクローゼットのような状態だと思ってください。
もう着ないのに「高かったから」「いつか着るかも」という理由で手放せない服で溢れていませんか?
その服を一度手放してスペースを作らない限り、今のあなたに本当に似合う、新しい素敵な服は入ってこないのです。
仕事も、それと全く同じです。
不満のある仕事を手放すことで、初めて、
- 新しい挑戦をするための時間
- より良い条件のクライアントと出会う機会
- そして何より、穏やかに過ごすための心のゆとり
が生まれるのです。
不思議なことに、Aさんが契約終了を決意した後、すぐに別のクライアントから単価アップの申し出があったり、新しい優良なクライアントとのご縁が生まれたりしました。
「これは偶然ではない」と私は考えています。
仕事を辞めた先にあるのは「空白」ではなく「可能性」
「辞めたい」と思っていた仕事を、自分の意志で辞める。
それは、単にひとつの仕事がなくなる、ということではありません。
これは、あなたが「自分の価値を自分で認め、人生の主導権を取り戻した」という、何よりの証です。
Aさんは今、稼働時間を以前より減らしながらも、収入は着実に伸ばしています。
何より良かったのは、以前のような切迫した表情はなくなったこと。
今はとても穏やかで、自信に満ちた顔つきになっています。
もしも今のあなたが、かつてのAさんと同じように「辞めたいけど、辞められない」というループにはまっているのなら、思い出してください。
あなたには「選ぶ」自由があります。
そして、その一歩を踏み出した先には、あなたが本当に望む働き方が、きっと待っています。
この記事を読んで、少しでも心が動いたなら、まずはご自身の「仕事の棚卸し」から始めてみませんか?
何に時間と心を使い、何に疲弊しているのか。書き出してみるだけでも、大きな一歩ですよ。

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