【もう自分を責めないで!】「時間がない」が口癖のあなたへ。元SEが教える、人生の主導権を取り戻すタイムブロック術
このページを開いたあなたは、きっと毎日、本当に頑張っていらっしゃる方なのでしょう。
「今日も、あっという間に1日が終わってしまった」
「やらなきゃいけないことに追われて、本当にやりたいことが何もできない」
「家事、子育て、親の介護、そして仕事。私の時間はいったいどこにあるの?」
そんな風に、ため息をついていませんか?
かつての私も、そうでした。
システムエンジニアとして時間に追われ、専業主婦になってからも終わりのない家事と育児に追われる毎日。
いつも「時間がない」が口癖でした。
こんにちは。元システムエンジニアで、これまでに延べ800名以上の女性たちの働き方をサポートしてきた、「オンライン秘書のミライ塾」主宰の山田亜希子です。
ほとんどの方が、あなたと同じ悩みを抱えていました。
あなたの毎日は、次々と仕様変更が起こるバグだらけのプロジェクトのようになっていませんか?
でも、ご安心ください!
その悩みは、あなたの能力や努力が足りないからではありません。
今日は、元SEの私が実践しているプロジェクトを正常に動かすための「デバッグ(修正)作業」、つまり人生の主導権を取り戻すための時間管理術についてお話しします。
目次
なぜ、あなたの時間はいつも「ない」のか?
私たちはつい、「時間ができたら、やろう」と考えてしまいがちです。
でも、その「いつか」は、残念ながら永遠にやってきません。
なぜなら、私たちの周りには、常に「やるべきこと」が溢れているから。
仕事のメール、家族の用事、急な頼まれごと。
これらは私たちが意識しないうちに、どんどん時間を奪っていきます。
システム開発の世界に例えるなら、「仕様変更」や「割り込みタスク」が、無計画に次々と発生している状態です。
これでは、どんなに優秀なプログラマーでも、プロジェクトを前に進めることはできませんよね。
問題の本質は、使える時間の「量」ではありません。
時間の使い方を、自分でコントロールできていないこと。
自分で制御できていないと思っている状態こそが、あなたが「時間がない」と感じる最大の原因です。
元SE式デバッグ術:「タイムブロック」で人生を再実装する
プロジェクトを成功に導くには、正しい手順があります。
それは「要件定義」→「実装」→「テスト」という流れ。
もちろん「あなたの人生」というプロジェクトも、全く同じです。
ここからは「なんちゃって時間管理」で終わらない、戦略的な手順を見ていきましょう。
STEP 1:要件定義 - あなたの人生で「本当に重要なこと」は何か?
最初のステップは、タスクを書き出すことではありません。
このプロジェクトで「何を達成したいのか?」という目的(要件)を明確にすることです。
そして、最も重要な要件は、あなた自身の心と体の健康になります。
驚かれるかもしれませんが、最初にスケジュールに書き込むのは仕事の予定ではなく「あなた自身のための時間」です。
1日30分、誰にも邪魔されずに好きなことをする時間を「絶対に動かせない最優先事項」として設定してください。
次に、有名な「大きな石」の比喩のように、「集中力が必要な、重要なタスク」を定義します。
これが、あなたのプロジェクトの核となる機能です。
細々とした雑務(砂利や砂)は、後からいくらでも入ります。
STEP 2:実装 - 「タイムブロック」でスケジュールを組む
要件が決まったら、いよいよ「実装」、つまりコーディングの段階です。
今から「タイムブロック」という手法で、あなたの1日をプログラミングしていきます。
タイムブロックとは特定の時間を特定のタスクのために「予約」しておく、というシンプルな手法。
「タイムブロック」事例
- 9:00〜11:00は、企画書作成に集中する
- 15:00〜15:30は、メールをまとめて返信する
このように、ひとつひとつのタスクをカレンダーアプリなどに具体的な時間枠として書き込んでいくのです。
ポイントは、「ToDoリスト」ではなく、「時間割」を作ること。
これにより、「次に何をしようか?」と迷う時間がなくなり、脳のエネルギーを節約できます。
STEP 3:テスト - 「バッファ」を設け、振り返る
どんなに完璧な計画(実装)にも、予期せぬエラーはつきものです。
だからこそ、「テスト」の工程は欠かせません。
まずは、あらかじめ「バッファ(予備の時間)」を組み込んでおくこと。
ひとつのブロックの間に10分の休憩を入れたり、午後に30分の「調整時間」を設けたりします。
この「余白」が急な電話などの「割り込み」を吸収し、システム全体がダウンするのを防ぎます。
そして、週の終わりには必ず「振り返り」というテストを実施します。
「計画通りに進んだか?」や「どこに無理があったか?」を確認し、次の1週間の計画を改善していきましょう。
「やらないこと」を決める勇気が、あなたを自由にする
デバッグの最終段階は、不要なコードを削除することです。
タイムブロックを実践すると、「すべてをやる時間はない」という事実に気づきます。
そう、それでいいのです!
時間管理術の本質は、効率化ではありません。
自分にとって重要ではないことを「やらない」と決め、それを削除することにあります。
この「やらないことを決める」という考え方は、実は以前、日本テレビの『news every.』で主婦の「朝活」について取材を受けた際にも、その根っことしてお話ししました。
これは、私が講座で常に教えている「お問い合わせには断る前提で対応する」 というスタンスにも通じます。
自分に合わない仕事や理不尽な要求を断る勇気が、結果的にあなたを守り、より良い仕事を引き寄せるのです。
家族を「敵」から「最強の味方」に変えるコツ
また、どんな素晴らしいプロジェクトも、関係者(ステークホルダー)の協力なしには成功しません。
「私、忙しいの!」と家族に不満をぶつけるのはNG!
「オンライン秘書になる」プロジェクトの成功のために、積極的に家族の協力を仰ぎましょう。
「この1時間は大事な勉強をするから、緊急の時以外は話しかけないでほしいの」
「その代わり、終わったら美味しいお茶を一緒に飲もうね」
このように理由とメリットをセットで伝え、家族をプロジェクトの「最強のチームメンバー」に巻き込むのです。
あなたが本気で取り組む姿を家族に見せれば、想いや熱意は必ず伝わります。
さあ、あなたの「未来の働き方」を始めよう
「時間がない」という口癖は、あなたから自信と可能性を奪っていきます。
バグだらけの毎日から抜け出し、あなたが本当に望む仕様の人生を、今日から再実装していきませんか?
時間に追われるのではなく、時間を追いかける。
やるべきことに振り回されるのではなく、やりたいことを自分で選ぶ。
そんな、あなたらしい働き方の未来を、今日から作っていきましょう。
もちろん、ひとりで実践するのが難しいと感じる方もいるでしょう。
「自分に合ったやり方が分からない」
「誰かに背中を押してほしい」
もしあなたがそう感じるなら、私が主宰する「オンライン秘書のミライ塾」がお役に立てるかもしれません。
「ミライ塾」では、今日お話ししたような時間管理術はもちろん、あなたの強みを見つけ、自立した働き方を手に入れるまでを、1年間かけてじっくりとサポートしています。
まずはこの記事を読み終えた後、手帳を開いてみてください。
そして、明日のスケジュールに30分でいいので「あなたのためだけの時間」を書き込んでみてください。
この「ちょっとした行動」が、あなたの人生の主導権を取り戻す、大きな、大きな一歩になるはずです。

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