「今さら社会で通用する?」専業主婦歴8年のブランクに怯えた私が自信を取り戻した、たった3つの地味な習慣
このページを読んでくださっているあなたは、きっと子育ても少し落ち着いて、これからの自分の人生を考え始めたころではないでしょうか。
そして、ふと社会に目を向けた時、
「私、もう社会では通用しないんじゃないか?」
「何年も仕事から離れていたし、パソコンの使い方も忘れてしまったかも」
と、足がすくんでしまうような気持ちになっていませんか?
何を隠そう、かつての私もまったく同じでした。
今でこそ、年間100回以上の講座を開催し、延べ800名以上の方の在宅ワークをサポートさせていただいていますが、当時は自信なんてひとかけらもありませんでした。
システムエンジニアとして6年間働いた経験も、8年という長いブランクの前ではすっかり色褪せて見えて、「社会復帰」という言葉にただただ怯えていたのです。
でも、そんな私がどうやって在宅で仕事をする自信を取り戻したのか?
それは、何か特別なスキルを身につけたからではありません。
今日は私が実践した、誰でも今日から始められる3つの「小さな習慣」についてお話ししますね。
目次
なぜ、ブランクがあると自信をなくしてしまうのか?
社会復帰を考えた時、多くの女性が口にするのが「自信がない」という言葉です。
その正体は一体何なのでしょうか。
ひとつは、社会との断絶感です。
専業主婦として家庭を守る毎日は、とても尊いもの。
でも、世の中のニュースや新しいビジネストレンドに触れる機会は、どうしても減ってしまいますよね。
まるで自分だけが時代から取り残されてしまった「浦島太郎」になったような気分、とでも言いましょうか。
もうひとつは、スキルの陳腐化への恐怖です。
「私が会社員だった頃の常識は、もう通用しないんだろうな」
「新しいツールやソフトなんて、使いこなせる自信がない」
このように、自分の持っている知識や経験が、すっかり古びてしまったように感じてしまうのです。
これらふたつの大きな不安が、「私にはもう何もできない」という自信のなさに繋がっているのだと、私は考えています。
自信を取り戻すための、3つの「キャリアの筋トレ」
では、この不安を乗り越えるために、何をすればいいのでしょうか?
正直に告白しますと、当時の私は不安に駆られるあまり、毎日10時間以上パソコンの前に座り、月に20冊以上の本を読み漁るような、無我夢中の日々を送っていました。
でも、今振り返ると、そんな無茶な行動量そのものではなく、その中で無意識に実践していた「考え方の習慣」こそが本当の自信に繋がったのだと確信しています。
今日はその中から、皆さんがご自身のペースで実践できる3つの習慣を、言わば「キャリアの筋トレ」メニューとして改めてご紹介しますね。
筋トレ1:自分だけの「感想ノート」をつけてみる
まず私がご提案したいのは、学んだことについて「一行でもいいから、感想を書き留める」という習慣です。
これは、ブログやSNSのように誰かに見せるためではありません。
あなただけの、秘密のノートでいいのです。
ただニュースサイトを眺めたり、本を流し読みしたりするのではなく、何か一つでも心に引っかかったことについて、自分の言葉でメモをしてみる。
例えば、
- 「この本に書いてあった〇〇という言葉が、心に響いた」
- 「このニュースを見て、昔の職場の△△を思い出した」
- 「この方法は、家事に追われる私なら□□という風にアレンジできるかもしれない」
といった、本当に短い感想で構いません。
大切なのは、情報をただ「消費」するのではなく一度立ち止まって「自分の頭で考える」癖をつけること。
この小さな思考の積み重ねが「自分はちゃんと物事を考え、理解することができるんだ」という、知的な自信を少しずつ育ててくれます。
そして、この「感想ノート」に書き溜めた言葉こそが、未来のあなたが発信する時の何より大切な「自分だけのコンテンツ」の源泉になるのです。
筋トレ2:知識を繋げる「芋づる式読書」を試す
次に始めたのが、「1冊の本から、次の1冊へと知識を繋げていく」読書です。
当時の私はとにかく手当たり次第に本を読んでいましたが、その中で自然と「芋づる式」に知識を深めていました。 例えば、
- まず「時間管理術」の本を1冊読む
- その本の中で紹介されていた「ノート術」の本に興味を持つ
- 次に「ノート術」の本を読んでみると、今度は「心理学」の用語が出てきたので、次は「心理学の入門書」を読んでみる
このように、ひとつの知識を起点に、興味の赴くままに関連書籍を読み進めていくのです。
この方法の素晴らしい点は、知識がバラバラの「点」ではなく、互いに繋がりを持った「知識のネットワーク」として自分の中に蓄積されていくこと。
「自分だけの知識体系」ができてくると、「この分野なら、少しは語れるかもしれない」という、専門家としての自信の土台が築かれていきます。
筋トレ3:「できたこと」を3行だけ書く
そして、これが一番効果があったかもしれません。
寝る前に、ノートに「今日できたこと」を3つだけ書き出す、という習慣です。
これは、本当にどんな些細なことで構いません。
- 「気になっていたニュースについて、100文字で感想を書いてみた」
- 「読んだ本に出てきた関連書籍を、図書館で予約した」
- 「子供の学校の面談で、先生にしっかり質問できた」
私たちは、つい「できなかったこと」ばかりに目を向けてしまいがちです。
でも、意識して「できたこと」を探してみると、一日は小さな成功体験であふれていることに気づきます。
この3行日記は、自分自身を認め、褒めてあげるためのトレーニング。
「私、意外とちゃんとやってるじゃない」
そう思える日が増えるにつれて、カチコチに固まっていた自己肯定感が、ゆっくりとほぐれていくのを感じるはずです。
大切なのは「完璧」を目指さないこと
ここまで読んで、「これくらいなら、できるかもしれない」と感じていただけたでしょうか?
もしそう思えたなら、ひとつだけ覚えておいてほしいことがあります。
それは、「最初から完璧を目指さない」ということです。
本を1冊、読み終えるのに2ヶ月かかったっていいんです。
大切なのは、ゼロか100かで考えないこと。
まずは30点でいい。
「とにかく始めてみる、続けてみる」
その小さな一歩が、何よりも尊いのです。
まさに、キャリアの筋トレと同じですね。
いきなり重いバーベルを持ち上げる人はいません。
まずは、自分にできる軽い負荷からでいいのです。
「小さな習慣」が、未来のあなたを作る
社会復帰への道は、険しい山登りのように感じるかもしれません。
でも、頂上ばかりを見上げていたら、不安で足が動なくなってしまいます。
大切なのは、自分の足元を見ること。
今日踏み出す、その小さな一歩に集中することです。
私が今日お話しした「キャリアの筋トレ」は、特別な才能も、大きなお金も必要ありません。
でも、この一日一回の腕立て伏せのような、地味で小さな一歩の積み重ねが、8年間のブランクに怯えていた私を、「在宅で働く」というスタートラインに立たせてくれました。
そして、今の私を作ってくれたのです。
この記事を読んでくださったあなたが、もし今、自信をなくして立ち止まっているのであれば、まずはこの中のひとつでもいい、試してみませんか?
あなたのその小さな一歩が、あなたが思っているよりもずっと大きな未来に繋がっている。
私は、それを心の底から信じています。
そして、もしあなたが
「自分にはどんな強みがあるんだろう?」
「何から始めたらいいか、具体的なアドバイスが欲しい」
と感じているなら。
あなたの経験は、あなたが思っている以上に価値があります。
その価値を見つけ出し、次の一歩を踏み出すお手伝いを、私にさせてくださいね。

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